東海銀行の復活

 

水谷研治 名古屋を中心とする東海地方の経済は絶好調であるが、銀行には困ってしまう。地域の中心的な役割を果たしていた東海銀行が姿を消してしまったからである。巨大な経済圏であるだけに、地域の人々や企業や県市町村には、いざとなった時に頼りになる銀行が必要である。名古屋に本店を置き、頭取が常駐して、地域の面倒を見る銀行が不可欠である。東海銀行の営業基盤を受け継ぐ銀行を設立するべきである。三菱グループの百パーセント銀行として東海三菱銀行を独立させることが現実的である。実現に向かって、大きな声を上げようではありませんか。

(中京大学大学院教授)

―――週刊新潮2006.8.10掲示板への寄稿から―――

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